そこで、わたしが採用した工法は・・・・。 そうだ、今のコンクリート敷きとブロック壁を生かし、なおかつわたしにも出来そう な簡単な方法を思いついたぞ。 今あるブロック壁の上に、更にブロックを継ぎ足せば良いんだ! 屋根は梁を渡せば 何とかなるだろう。 そう決めれば後は必要な物をそろえれば良い。さて何が必要なのか考えてみると、大き く分けて二つある。 一つはガレージ造りに必要な「材料」と、もう一つは「道具」だ。先ずは「道具」を揃 える事から始めなくては。 しかし、ここで朗報が! なんと、おともだちから道具一式を貸してもらえる事に なったのだ。 よーし、あとは「材料」を揃えれば良いぞ。 おっとっとっ、その前にどれくらいの数が必要なのかが判らなければ無駄が出てしまう。 ここはやはり設計図を書いて おいた方が良さそうだな。ノートとかに書いても良いけど、出来れば大きく書いた方が 細かい所まで書き込めるんだけど、 あっ、こんな所にお葉書が・・・・ いやいや「カレンダー」がっ! これなら縮尺が 1/10でも書けるのでうってつけだ。 カレンダーの裏って結構使えるなぁ。 ガレージの正確な寸法を測ってみると、ブロックの厚みも含めて 5200×3300 だった。広さは十分だから、 後は高さをどれくらいにしようか? 308GTBの車高が1120mmだから、低め に設定しても問題はないけど、 なるべく高い方が、レストア作業で分解した部品を置くスペースが大きく取れて都合が 良さそうだ。ただ、あまり高すぎても 強度を出す事が難しそうなので、足車用のタウンエースが入る高さにしよう。という事 で、2200mmに決定。 ブロック一個の寸法は、長さが400mm 幅が150mm 高さが200mm なの で、今のブロック壁にあと5段積み 上げれば良い計算だ。 あれっ? 正面から見て左側のブロックは、6段目だけ幅が100mmのブロックに なってるぞ・・・・ 左側だけ100mmのブロックにしようかな? いやいや、それじゃあ2200mmの高さまで積み上げるのは、強度的にきついだろう。 強度といえば、6段目のブロックに、ただセメントを塗って上に乗せるだけで、はたして 強度が出るんだろうか? 内部に「鉄筋」を入れる事で強度を保たなくてはならないか。 とりあえず上に乗せる部分は出来るとして、6段目と7段目の継ぎ目の部分はどうし ようか? ちょっとした地震で 崩れる事になってしまっては元も子もないし・・・・。 思わぬ所で「強度」という壁に阻まれてしまった・・・・。 どうしよう? |
つづく |