~♪お嬢様のフェラーリ購入作戦 1♪~

フェラーリに乗りたい!
 
「フェラーリ」なんて心地よい響きでしょう。わたしがこの言葉をおぼえたのは、子供の頃にあった 「スーパーカーブーム」です。
当時のスーパーカーブームは今の「ポケモン」などよりも、子供達は夢中になっていたんじゃないか な。わたしもその渦中にあり
毎日少ないお小遣いを握り締めて駄菓子屋さんに通ったものです。駄菓子屋さんでは、スーパーカー カードを買ったり、スーパー
カー消しゴムのガチャガチャに、はまっていました。消しゴムとは言っても、スーパーカー消しゴム を使うと、もっと汚なくなっ
ちゃったけど。(笑)
実物のスーパーカーを見る機会は都内と違って近所ではまったく無く、観光地に行った時にポルシェ を見かける程度でした。
そんな中、はじめてスーパーカーに接したのは晴海で開かれた「スーパーカーショー」です。はじめ ての「スーパーカー」の
第一印象は「低いなぁ」です。家のカローラと比べてもタイヤの数が同じくらいで、とても同じ車と は思えないほど衝撃的でした。
スーパーカーはみんなカッコ良かったけど、カッコ良さの中にさらに何かひかれるものがある車、そ れが一連のフェラーリシリーズ
でした。今にして思えば、そのデザインはピニンファリーナだったんですね。
当時、友達と「免許を取ったらスーパーカーに乗ろう!」と夢を語り合っていたっけなぁ。ブームは 永遠に続くと思っていたけど、
わずか数年で「スーパーカーブーム」は下火になっていった。まわりでもスーパーカーの話題はなく なっていったけど、わたしだけは
さらにスーパーカーへの想いは大きくなっていった。しかし、大人になっていくという事は、現実を 認識していくもので、とても庶民
には手の届かないものだという事が分かってきたのでした。  
 
                                     
つづく
 
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